14-5. クロマチンとエピゲノムの解析
https://gyazo.com/c46126ed3d416a19ff66aa9dd02da825
1) メチル化DNAの検出
メチル化DNAの分離・調整法
https://gyazo.com/59868f4f1b6c97784ee0873701ac9f52
塩基の違いをもとにmC領域を同定する
本来G-C対だったものが処理&DNA合成後にA-T対になる
mCを直接濃縮する方法
配列同定法
個別領域を同定する方法
バイサルファイト変換で調製した試料を特異的プライマーでPCRする 断片化DNAを質量分析で分析して質量の比較から塩基を同定する 全メチル化部位(メチローム)を網羅的に解析する方法 NGSによる解析も可能
2) タンパク質結合の解析
原理
https://gyazo.com/f3d2d38a20810299d57a02b8c2626c80
免疫沈降複合体を別の抗体で再度免疫沈降させて複数のタンパク質結合を解析する方法もあるが、これはreChIPという 操作の概要(ホルムアルデヒドでの架橋)
PCRは通常百~数百bpの範囲を増幅するので、切断後の平均DNA長を数百bp程度にする 2) タンパク質に対する抗体を結合させたビーズを加え、断片化したクロマチンをビーズとともに回収する IPに使える抗体がない場合はタンパク質にタグを連結させ、タグに対する抗体を使用する 3) 架橋を外し、フェノール抽出でDNAを精製し、目的配列をはさむプライマーでPCRを行い、増幅DNAを検出する
結合部位の網羅的探索
3) クロマチン高次構造の解析
https://gyazo.com/eb6a743c7da7c774b13c3ff3c7ec1c70
断片化クロマチンを用いる
そこでクロマチンを酵素処理後、DNAを精製し、PCRやサザンブロッティングで特定のクロマチン領域を解析する オープンクロマチン領域の境界部分が同定できる
クロマチンを処理し、DNAをサザンブロッティングして目的クロマチン領域のヌクレオソーム状態を解析する古典的方法 3C法およびその関連法
ゲノム上離れた2つの領域の物理的相互作用を定量的に解析する方法
3Cライブラリーをもとに相互作用するDNA領域を網羅的に検索する場合(e.g. 4C法、5C法、HiC法)はNGSを使う